仮想通貨取引で成功するために知っておくべきこと

2023年8月29日

最近、ニュースなどでよく耳にするようになった『仮想通貨』。仮想通貨を代表するビットコインなどをつかった取引も、投資のひとつとして利用する人が増えてきていると言われています。フルタイムの仕事をしながら、副業として取引をはじめることを検討しているかたもいるかもしれません。でも同時に、こうした仮想通貨の海外fx取引に「興味はあるけれど何からはじめたらいいかわからない」と思ってる方も意外と多いのではないでしょうか。リスクもあると言われている仮想通貨取引で成功したいのなら、鋼の神経、確固たる戦略、そして使いやすい取引プラットフォームが必要となってきます。ここでは仮想通貨に関する基本情報とともに、よく使われる取引戦略についてご説明していきます。

仮想通貨とは

日本においては法的な正式名称である『暗号資産』とも呼ばれる仮想通貨は、インターネット上にのみ存在するデジタル通貨のことで、過去１０年間で数十億ドル規模の市場に急成長しました。一般的には取引所や販売所と呼ばれる仮想通貨交換業者を介して利用することができます。仮想通貨の代表的なものとしては、前述したビットコインやイーサリアムなどの種類がありますが、どの通貨も入手・取引を行うためには仮想通貨取引所で口座開設をするのが基本となっています。現在、世界中で仮想通貨の種類は2,000以上あると言われており、その大きな特徴は、法定通貨で言うところの中央銀行といった管理者が存在しないことです。つまり、紙幣や硬貨などは存在していませんが、通貨と同等の価値があると考えられているため、料金の支払いや買い物などに使用することも可能となっています。また、仮想通貨の種類にもよりますが、基本的に安い手数料で送金などを行えることが魅力の1つとされています。そしてこの仮想通貨を利用したFX取引が、現在、注目を集めています。

FXとは

次に『FX』について説明していきましょう。そもそもFXとは、Foreign Exchangeの略語で、日本語に訳すると『外国為替証拠金取引』という意味があり、円・ドルなどの法定通貨を使って、為替変動によって利益を得るための取引のことを指しています。また、その大きな特徴としては「レバレッジ取引を行える」点が挙げられます。証拠金を預けて、資金以上の売買が可能となる方法です。つまり、現物がなくても「買った/売った価格」と「売った/買い戻した価格」の「差額」によって損益が決まってくるという、「価格差」を取引する方法なのです。そのため、FXは『差金取引』とも呼ばれています。さらにわかりやすく説明するなら、例えば、為替レートが1米ドル円＝100円の時に5,000円を50米ドルに両替するとします。その後、1米ドル円＝105円になった時に米ドルを日本円に戻せば、5,250円になるので、その差額の250円が儲けとなるわけです。そして、こうした『FXの仕組み』を用いて仮想通貨を取引するのが『仮想通貨FX』になるのです。仮想通貨の取引は、1日の終わりに閉まる従来の証券取引所とは対照的に、24時間営業の市場です。ウォレットと取引所を選択するだけで、誰でも取引を開始することができるのです。

さまざまな取引戦略

現在、良く知られて活用されている取引戦略は様々ありますが、ここでは『デイトレード』、『スイングトレード』、『スキャルピング』、『ポジショントレード』の４種類について、簡単に説明していきたいと思います。

デイトレード

デイトレードとは、1日の間に同じ証券を複数回売買する取引を指しています。つまり、取引時間中に証券が値上がりする可能性を捉える手法で、デイトレーダーは同じ日にデジタル通貨や ETF(上場投資信託)などを売買します。また、デイトレードではポジションを同日に決済する必要があるため、取引手数料を支払う必要がないことがほとんどです。

デイトレーダーは正確な取引を行うために、株式、指数、ETFの状況に常に細心の注意を払っています。基本的には最初に買ってその後売るか、最初に売ってから買うかのどちらかになりますが、デイトレードには多くのリスクが付きまとい、誰にでも適しているわけではないところから「アマチュア投資家向きではない」とも言われています。

スイングトレード

スイングトレーダーの通常の取引期間は数日から1週間で、デイトレーダーとは異なり、彼らは多大なレバレッジを利用することはほとんどなく、たいていの場合、夜間にポジションをとります。価格変動から利益を最大化するために、ほとんどのスイングトレーダーはテクニカル分析ツールを使用して、トレンドの反転や安値から高値、または高値から安値への価格の変動を予測します。例えば、スイングトレーダーが下降トレンドの反転を示すビットコインのチャートパターンを見つけた場合、価格がネックラインを突破した後に買い(ロング)ポジションをとり、下落の証拠が得られるまでそのポジションを保持するということがあります。そしてポジションを閉じて、下降トレンドから利益を得るために空売り取引をすることもあるのかもしれません。

ポジショントレード

ポジショントレードは、ある一定の期間、金融資産のポジションを保有し、収益を上げることを目的とした取引のことを指しています。つまり、先述したデイトレードのように短期的な値動きを追うのではなく、数週間、数か月または数年単位の期間でポジションを保有するというのが大きな特徴としてあります。期間が長いため、投資家と間違われることがよくありますが、スイングトレーダーのように反転を予測して落ちるナイフを捕まえようとするよりも、トレンドを見つけてそれに沿って取引に参加することを好む傾向があります。

例えば、ポジショントレーダーは、ビットコインの価格チャネルと相対強度指数 (RSI) の測定値が上昇しており、強気傾向を示していることに気づいたとします。すると、RSI 測定値が低下しはじめるか、価格が価格チャネルに沿って下限のトレンドラインの抵抗を突破した時点で、買い(ロング(ポジションをとり、RSI 測定値が再び上昇するまでそのポジションを維持するということがあります。

多様な投資家

投資家の間では長期資産保有が一般的です。スイングトレーダーやポジショントレーダーとは異なり、彼らの目的は単純な価格上昇への賭けではなく、ポートフォリオの多様化であると考えられています。証券取引所で取引される上場投資信託(ETF)は、多額の暗号資産を保有しており、投資家が将来仮想通貨市場へのエクスポージャーを得る手段となる可能性も高いと言われています。

例えば、投資家は株式に関連するリスクを分散するために仮想通貨を購入するかもしれません。仮想通貨は通常、株式との相関性が低いか負の相関を持っているため、株価の大幅な下落のリスクにバランスを持たせるためにポートフォリオとして採用するのです。