ロンドンの一風堂で食べたラーメンは最高に美味しかったけど…

あの九州の有名ラーメン店一風堂、実はロンドンにもあります。日本では数え切れないほど行った一風堂ですが、ロンドンでも何回か訪問しました。

スープよし、麺よしで、基本的には大満足だったのですが、ちょっと残念なこともありました。

今回の記事では、その残念だったことも含めてロンドンの一風堂についてレビューします。

目次

ついに上陸、一風堂ロンドン店

日本でもっとも有名なラーメンチェーンの一つと言っても過言ではない一風堂がロンドンにやってきて、もう結構な月日がたちます。

実はロンドンはここ数年ラーメンブームと言っていいほど、多くの店ができたのですが、一風堂の上陸はついに真打登場といったところでしょうか。

現在一風堂はロンドンに2軒(IPPUDO Central Saint Giles店とCanary Wharf店)ありますが、いずれもエリートサラリーマンであふれるスタイリッシュな町中に位置しています。

一風堂の海外進出については、その費用の出処なのについていろいろと焦げ臭い噂も耳にしますが、まあ目と耳をつぶりましょう。

まともなラーメンがイギリスで食べられるということが、在英邦人をどれだけの勇気つけることか。

IPPUDO 店舗情報

Central Saint Giles店
電話:0207 287 8581
住所:3 Central Saint Giles Piazza, Saint Giles High Street, WC2H 8AG(地下鉄トッテナム・コート・ロード駅から徒歩数分)
開店時間:12:00nn – 11:00pm

Canary Wharf店
電話:020 3326 9485
住所:Unit CR 28, Level Minus One, Crossrail Station and Retail Mall, 1 Crossrail Place, E14 5AR(地下鉄カナリー・ワーフ駅から徒歩数分)
開店時間:月−土 11:30am – 10:00pm 日 11:30am – 9:00 pm

url:http://www.ippudo.co.uk

日本にはないメニューも沢山

ロンドンの一風堂のメニューはこんな感じです。特にサイドメニューには日本では見たこともないようなメニューがあります。

ラーメン

  • 白丸元味 (Shiromaru Hakata Classic)
  • 赤丸新味 (Akamaru Modern)
  • からか麺 (“Karaka” Spicy Men)
  • 白ベジラーメン (Shiro Vegetarian)
  • 赤ベジラーメン (Aka Vegetarian)
  • からか ベジ麺 (“Karaka” Spicy Vegetarian)

トッピング

  • 味付け塩玉子 (Seasoned boiled egg)
  • ポーチドエッグ (Poached egg)
  • からか味噌 (Karaka-Miso)
  • 時雨煮 (Shigureni)
  • チャーシュー (Pork Belly Chashu)
  • メンマ (Seasoned Bamboo Shoots)
  • 辛し高菜 (Takana Leaf Mustard)
  • 替え玉 (Kaedama)

サイドメニュー

  • タコわさび (Tako Wasabi)
  • 枝豆 (Ippudo Edamame)
  • チャーシューごはん (Chashu with Rice)
  • うなぎごはん (Eel with Rice)
  • ミニカレー (Mini Curry Rice)
  • やみつき胡麻きゅうり (Yamitsuki Goma Kuri)
  • 一風堂サラダ (Ippudo Salad)
  • 焼き餃子 (Gyoza)
  • 平田バンズ (Hirata Bun)

イギリスでラーメンと言えば、いわゆるB級グルメではなく、どちらかというとおしゃれな料理です。お腹をすかせた学生が行くというよりは、高給取りのサラリーマンや、おしゃれな男女が行くという印象です。

ロンドンのセントラルにある一風堂も小洒落た商業スペースの一角に位置して、ちょっとしたバーのようです。ここには載せていませんが、ドリンクのメニューも充実していて、ビールはもちろん、日本酒、焼酎までおいてあります。

実食レビュー

ロンドン一風堂で食べた赤丸

ロンドン一風堂で食べた赤丸

それでは実際に食べた感想を。

日本と同じ味

注文したのは日本でもいつも食べていた赤丸です。注文してから10分くらいで着丼(一回使ってみたかった言葉)。

見た目は日本で食べたていたものと同じ。黒い油もかかっています。

親切にも店員さんが「Umamidama(旨味玉)を崩して食べてくれ」と言うじゃないですか。

「そんなん知ってるわい!こちとら日本ではバリスゴカードもらうほどのファンやぞっ!」と叫びたいのをこらえ、「サンキューサンキュー」と愛想笑いだけして、早速いただきました。

「ああ、うまい。」

それ以外に表現のしようがありません。日本と同じ味です。日本のものより麺が短いという人もいますが、僕はあまり感じませんでした。

濃厚かつクリーミーなスープ。麺もコシがあって、イギリスの似非日本料理屋のラーメンもどきとは全然違います。

一緒に注文した餃子はにんにくがよく効いて、こちらも美味しかったです。一人前5個ですが、日本のものより若干大きかったような気がします。

替え玉がくるのは遅い

麺をだいたい食べ終わり、もちろん言いました。

“Kaedama, please!”

メニューにもKaedamaとあり、そのまま通じます。が、いつまでたってもきません。僕の替え玉。

3分たってもきません。5分たってもきません。さすがに店員にたずねました。

答えは”on the way”。

結局替え玉が来たのは7、8分してから。しかも悪びれもせず。

「スープ冷めとるやないかい!」と叫びたいのを我慢して、口では「サンキューサンキュー」。

冷めたスープで替え玉を食べ終えると、トコトコと店員が来て、

“Would you like another Kaedama?”

と追加の替え玉をどうかと聞いてくるではないですか。

「こんな冷めたスープで食えるかい!」と叫びたいのをこらえ、「ノーサンキュー、サンキュー」と愛想笑いをしてしまう情けなさよ……

今のところ、最初に行った3回は毎回替え玉が出てくるのが遅かったです。その後4回目に行った時は着丼と同時に替え玉を頼みましたが、その時は1分もたたずに到着……

改善されたのか、ムラがあるのかよくわかりませんが、世の中そんなもんでしょう。

恐怖のお会計

替え玉についてはちょっと残念でしたが、とりあえずお腹も心も満足できました。ただ、楽しい時間ほど早く過ぎるとはよく言ったもので、恐ろしいお会計です。

もちろん値段はメニューに書いてあるので承知の上で頼んでいるのですが、赤丸が11ポンド(2000円弱)、替え玉が1.5ポンド(260円)、餃子が5ポンド(900円)。サービス料もとられるので、軽く3000円オーバーの請求書を見ると……

まあ、めちゃめちゃ高いですよね。でも、ロンドンだからしょうがないと諦めるしかありません。ここだけじゃなく、どんなレストランも、マクドナルドだって日本よりずっと高いんで。

ロンドンではラーメンは自分へのご褒美といった位置づけになっちゃいますね。

ロンドン一風堂のまとめ

さて、何度か訪問したロンドンの一風堂は大満足のクオリティでした。もし、ロンドンの一風堂に行って替え玉を頼む機会があれば、ちょっと早めのコールをおすすめします。

値段がちょっと高すぎるので、旅行者の方にはとてもお勧めできませんが、日本の味に飢えている在英日本人にとっては、背に腹は替えられない部分があるでしょう。

夜にこんな記事を書いていると、無性にラーメンが食べたくなってしまうので、この辺で終わりにしたいと思います。

 

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