7月19日に開催された、MLBオールスターゲーム2022では、2年連続でエンゼルスの大谷選手が選出され、その活躍に注目が集まりました。今年も好成績で数々の記録を残している大谷選手ですが、その輝かしい活躍を支えているのが通訳の「水原一平」さんです。
2021年には、その功績が認められてエンゼルスから「MVI」(最優秀通訳)に選出され、エンゼルスファンの間でも「IPPEI」の愛称で慕われている人気者です。
この記事では、今話題の通訳者「水原一平」さんについて調べてみました。
スーパースター大谷翔平の通訳「水原一平」とは?
水原一平 プロフィール
- 名前:水原一平(みずはらいっぺい)
- 生年月日:1984年12月31日(2023年1月現在38歳)
- 身長:186㎝
- 出生地:北海道苫小牧市
- 出身校:カリフォルニア大学リバーサイド校
北海道で生まれた水原さんは、6歳まで北海道で過ごしました。その後、1991年に和食料理人である父親がロサンゼルスで板前を始めたことをきっかけに、アメリカへ移住します。長年にわたる海外での生活で英語力を培ったのですね。
野球選手の通訳の仕事を始めたきっかけは、当時MLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属していた野茂英雄投手の活躍に興味を持ったことだそうです。そして、2010年に当時レッドソックスに所属していた岡島秀樹投手の専属通訳者になりました。
通訳者としての経歴
2010年に、岡島投手の専属通訳となり、通訳者としての人生がスタートした水原一平さん。2012年に岡島さんがヤンキースと契約を結ぶと、ご自身も岡島さんの通訳を継続し、ヤンキーズの広報として契約予定でした。しかし、岡島さんの肩に異常が見つかり、契約が無効となってしまいます・・・。
しかし!当時通訳を募集していたプロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズに応募し、見事合格した水原さんは日本へ帰国することとなりました。日本では、プロ野球で活躍する外国人選手のサポートをすることになりますが、選手の通訳だけでなく、生活のサポートなども務め「連絡があったらすぐ駆けつける」と約束し、選手の家族にまで配慮していたそうです。当時、日本ハムに所属していた陽岱鋼選手とは特に仲がよく、度々キャッチボールの相手も頼まれていたそうです。
野球選手の通訳の仕事なので、野球に詳しくなければ務まらないと思い、勝手に水原さんも野球経験者なのではと思い込んでおりましたが、実は水原さん、学生時代はサッカーとバスケットボールの経験はあるものの、野球は素人だったようです。今、大谷選手のキャッチボールの相手が務まるのも、陽岱鋼選手に鍛えられたからかも知れませんね。
大谷翔平との関係
三人兄弟の末っ子の大谷翔平選手にとって、10歳年上の水原一平さんは「面倒見の良い兄貴」的な存在で頼りにしているのかも知れません。エンゼルスへ入団してから、常に一緒ですから、絶対の信頼がないと成り立ちませんよね。
優しい兄貴は通訳だけでなく、大谷選手の身辺にも気を配り、入団したての大谷選手が孤立しないように、エンゼルスのチーム内で流行っていたスマホゲームに着目し、そのゲームを大谷選手に伝授して、打ち解けさせたというエピソードもあります。
最近では、乱闘の際に大谷選手を守る水原さんに注目され「史上最高のボディガード」と讃えられました!
WBCで侍ジャパンにも同行予定
水原一平さんは、2023年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも大谷翔平選手に同行すると報じられています。侍ジャパンの活躍はもちろんのこと、水原さんの通訳ぶりにも注目したいですね。
まとめ
この記事では、今MLBで人気の「IPPEI」こと、大谷翔平選手の専属通訳「水原一平」さんについて、まとめてみました。通訳の仕事はもちろん、それ以上のことも献身的にこなす水原一平さんの大谷選手への想いがとても伝わってくるのと、それに応えるように活躍する大谷選手の関係がとても素晴らしいですね!これからもお2人の二人三脚で、プロ野球の歴史に新たな記録が刻まれていくことでしょう。