子供の英語教育が話題の昨今、インド系インターナショナルスクールが注目を浴びています。インターナショナルスクールには主に欧米系とインド系があり、それぞれ授業内容やカリキュラム、また英語の発音自体も大きく異なるので、英語教育を考えるご家庭では入念に比較し、無理のない教育プランを立てていきましょう。
この記事では、学費の安さや教育水準で人気のインド系インターナショナルスクールについて解説していきます。
インド系インターナショナルスクールとは?
インド系インターナショナルスクールとは、主にインド国籍を持つ子どもたちが日本からインドに帰国してからも、大学教育を継続して受けられるようにするための学校です。そのため、インドで高等教育を受けるために必要な「CBSE」というカリキュラムを採用しています。インド式カリキュラムによって、国際的な大学への進路を選択できるといわれています。
インド系インターナショナルスクールの学費は安い?
インド系インターナショナルスクールは、欧米系インターナショナルスクールに比べると学費を安く済ませることができます。欧米系のインターナショナルスクールは、学費だけで年間150~300万円かかるのに対し、インド系インターナショナルスクールは半分ほどの60~150万円程度なのです。相場の半分でインターナショナルスクールに通わせられるにもかかわらず、英語ができるメリットのほかこれからの時代に不可欠な教育を受けることができるとして、人気を集めていますよ。
コロナ禍を機に知名度上昇!
インド系インターナショナルスクールは、2019~2020年のコロナ禍を機に知名度が上がり、日本人の生徒が急増したそうです。本来、在日インド人のための教育カリキュラムを提供していましたが、コロナ禍でインド人が日本に来ることが難しくなり、インド系インターナショナルスクールは日本人生徒の取り込みを開始しました。今では、インドならではのITや数学教育に強いインターナショナルスクールとして知られるようになりました。
インド系インターナショナルスクールには飛び級制度がある
インド系インターナショナルスクールには飛び級制度があります。クラスや学年の振り分けは年齢ではなく、テスト結果によって決定されるのです。そのため、十分に知識がついている生徒は適切な学年に進むことができ、逆に理解が乏しい場合には留年して同じ学習を繰り返す生徒もいます。すべての生徒がそれぞれの能力や理解度に合った教育を受けることができますよ。
インド系インターナショナルスクールの授業内容は?
インド系インターナショナルスクールでは、ITや数学の教育に力を入れています。小学校低学年から高度な計算やコンピューター操作を学ぶ授業がありますよ。インドでは、小学校1年生で3桁の足し算・引き算を学ぶそうで、世界的にも数学教育の先進国として知られていますよね。また、インドはIT大国としても有名です。インド系インターナショナルスクールでは、将来の有能なエンジニアを育てる教育にも注力していますよ。
インド系インターナショナルスクールの英語の訛りは?
インド系インターナショナルスクールの英語は、一般的にインド英語と呼ばれる独特なアクセントのある英語です。欧米の英語とは大きく違うため、英語が堪能な人でもインド英語は聞き取るのが難しい場合があります。「R」が巻き舌になったり「P」が「B」のような音になったりすることがありますが、インド英語に関しては慣れる他ないでしょう。
まとめ
インド系インターナショナルスクールについてご紹介しました。学費が安く、教育水準が高いとして日本でも名が知られるようになったインド系インターナショナルスクールは、インド人だけでなく日本人の生徒も多く利用しています。世界に羽ばたくグローバルな人材を教育するインド系インターナショナルスクールの人気は、今後も高まっていくでしょう。