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世界一危険!チーズ転がし祭りとは?参加方法や優勝賞品は?起源についても

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世界一危険!チーズ転がし祭りとは?参加方法や優勝賞品は?起源についても

イギリスの小さな丘で始まったローカルなお祭り「チーズ転がし祭り」が、今では「世界一危険」とまで言われるほど注目を集めるイベントになっています。本記事では、チーズ転がし祭りの基本ルール、参加方法や参加費などに焦点をあて、優勝賞品、そして気になる起源までを分かりやすく解説していきたいと思います。この記事を読めばチーズ転がし祭りの魅力についても知ることが出来ると思います。

目次

チーズ転がし祭りとは?

チーズ転がし祭りは、イングランド西部コッツウォルズ地方、グロスター近郊のクーパーズヒルという急斜面で行われる伝統行事です。​
丘の頂上から丸いチーズを転がし、参加者がその後を猛ダッシュで追いかけながら斜面を駆け下りる、非常にシンプルかつ危険なレースとして知られています。

このチーズ転がし祭りは、少なくとも200年以上続いているとされ、もともとは近隣の村人たちのための地域イベントでした。
現在では世界中から挑戦者と観光客が集まり、毎年多くの負傷者が出るにもかかわらず、その人気は衰えていないと言われています。

世界一危険と言われる理由について

チーズ転がし祭りが「世界一危険」と称される最大の理由は、コースとなるクーパーズヒルの傾斜が非常に急で、ほぼ崖のような斜度の部分もあるためです。
参加者は走るというより、転げ落ちながらスピードをつけて下っていくことになり、転倒や衝突による怪我が頻発します。

出典元:AFPBB News

転がるチーズの速度は時速100キロ前後に達することもあると言われ、人が追いつくのはほぼ不可能です。また毎年、骨折や捻挫、打撲などで救急車で運ばれる参加者が出るため、会場には救急車が待機しているそうです。​

このような状況から、チーズ転がし祭りは「20人の若者がチーズを追いかけて200ヤードの急斜面を転がり落ち、ふもとで救急隊にかき集められて病院に搬送される」と皮肉混じりに表現されたこともあるそうです。​
それでもなお参加希望者が後を絶たない点に、この奇祭の人気ぶりが表れています。

チーズ転がし祭りのルール

チーズ転がし祭りのルールはとてもシンプルで、初めての方でもすぐに理解できます。

  • 丘の頂上から丸型のダブルグロスターチーズが転がされる
  • チーズを追いかけて参加者が急斜面を駆け下りる
  • ふもとに引かれたゴールラインを最初に越えた人が優勝
  • 優勝者にはチーズそのものが賞品として贈られる

形式上はチーズを捕まえることが目的ですが、実際にはチーズは人より1秒ほど早く転がされ、時速70マイル(約112キロ)にも達するため、追いついてつかむことはほぼ不可能とされています。
そのため、チーズ転がし祭りでは「誰が一番早く丘を下り切るか」が勝敗を分けるポイントになります。

レースの回数とカテゴリー

本場イギリスのチーズ転がし祭りでは、1日に複数回のレースが行われます。
一般的には以下のような構成で実施されることが多いとされています。

  • チーズ転がしレースは1日5回前後
  • 1レースあたりの参加人数は約20名程度
  • うち1レースは女性のみの部が設定される
  • レースの合間に、丘を駆け上がるレース(子供・男性・女性の部)が3回行われる

このように、チーズ転がし祭りは単に転がるチーズを追いかけるだけでなく、駆け上がりレースなども含めて1日中盛り上がるお祭りとなっています。

起源と歴史について

チーズ転がし祭りの正確な起源ははっきりしておらず、研究者や地元でも諸説があるとされています。少なくとも200年以上前には行われていた記録があり、古い時代の豊穣祈願や春の祭りと関連していたのではないか、という推測もありますが、確かな証拠は見つかっていないと言われています。​

一部では、ブリタニア時代や異教徒の儀式に由来するといった説も語られますが、こちらも真偽は不明です。​
年月を重ねるごとに人気が高まり、20世紀後半にはメディアにも取り上げられ、世界中から参加者や観光客が集まるイベントへと成長しました。

出典元:大人の教養TV

参加方法と申し込みの流れ

本場イギリスのチーズ転がし祭りに参加する場合、基本的には現地での飛び入り参加が中心で、事前のオンライン登録などは行われていない年もあります。
ある体験談によると、会場に早めに到着し、スタッフの指示に従って参加希望者として列に並ぶことで、レースに出場できたというケースもあるようです。​

  • 事前登録がない年は、当日現地で直接エントリーする形になる
  • 参加人数には上限があり、1レースあたり20名程度に制限
  • 早い時間帯から現地入りしておくほど、参加のチャンスが高まりやすい

一方で、年によっては安全面の配慮から大会が中止されたり、公式な運営委員会がイベント開催を見送るケースもありました。
それでも有志が集まって「非公式」としてチーズ転がし祭りを続けた年もあるとされ、参加を検討する際はサイトなどで最新情報を確認してみて下さい。

参加費はいくら?

チーズ転がし祭りの参加費については、時期や運営体制によって違うようです。
ある年には20ポンドの参加費徴収が導入されましたが、この方針は参加者の反発を招き、運営委員会が個人攻撃や脅迫を受ける騒ぎに発展したと報じられています。

その結果、委員会は運営を断念し、参加費を取らない形で有志による開催に移行した年もあったようです。
また、別の体験談では、観戦も含め入場料やエントリー料が無料で、予約も不要だったと紹介されており、チーズ転がし祭りは基本的に大きな参加費を必要としない「ゆるい」イベントとして続いてきた面もあります。​

ただし、現地までの交通費や宿泊費は自分で負担する必要があり、特にロンドンからグロスターへ移動する場合は鉄道やバス代、ホテル代など、合計するとそれなりの出費になる点には注意しておきたいところですね。​

優勝賞品と副賞について

チーズ転がし祭りの優勝賞品は、伝統的にはレースで転がされた丸型のダブルグロスターチーズそのものです。
勝者は、自分が命がけで追いかけた約3~4キロのチーズを持ち帰ることができ、これがチーズ転がし祭りの象徴的なご褒美になっています。​

  • 優勝者にはダブルグロスターチーズ1ホイールが贈られる
  • 各レースごとに優勝チーズが用意される
  • 女性の部や駆け上がりレースでも、記念品やチーズが贈られる場合がある

また、日本で開催された「チーズ転がし祭り」のイベントでは、優勝者にチーズ詰め合わせセットがプレゼントされるなど、ローカルルールの賞品設定も見られます。​
本場とは少し違うものの、「勝てばチーズをもらえる」という基本構造は共通しており、これがチーズ転がし祭りのユニークさをさらに強めています。

日本でも楽しめる?国内版チーズ転がし祭り

近年、日本国内でもチーズ転がし祭りをモチーフにしたイベントが開催されるようになっています。​
例えば神奈川県の服部牧場では、「チーズ転がし祭り」が緩やかな斜面で行われ、小学生向けの部を複数回実施し、優勝者にはチーズ詰め合わせセットが贈られたと紹介されています。​

  • 参加費が無料で当日受付のみという気軽に参加できる形式
  • 斜面が本場よりずっと緩やかで安全性に配慮されている
  • 家族連れや子どもでも楽しみやすいイベントとして人気

このように、本場ほど「世界一危険」ではないものの、雰囲気を体験できる日本版チーズ転がし祭りは、チーズ転がし祭り入門として参加してみる価値があると言えそうです。​

まとめ

チーズ転がし祭りは、イギリスのクーパーズヒルで行われる「転がるチーズを全力で追いかける」非常にシンプルかつ危険な伝統行事で、優勝者にはダブルグロスターチーズが贈られます。
参加方法は基本的に現地での飛び入りが中心で、参加費も無料または低額とされる一方、過去には20ポンド徴収案が出るなど運営形態は年によって変化してきました。
少なくとも200年以上の歴史を持ちながら起源の詳細は分かっておらず、日本でも安全性に配慮したチーズ転がし祭りイベントが開催されるなど、その独特な魅力が世界各地に広がっていると言えそうです。

この記事を書いた人

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