昨今のK-POPではガールクラッシュという言葉がよく聞かれるのはご存じでしょうか。このガールクラッシュとは、主にK-POPの女性アイドルに対して、女性からの憧れを意味します。女性アイドルにありがちな可愛さやピュアさを売り出して男性向けを意識するものではなく、誰もが憧れるパワフルでかっこいい、そして女が惚れる女とも形容されるグループがそう呼ばれています。
今回はこのガールクラッシュとはなんなのか。その歴史や代表的なグループについてご紹介します。
ガールクラッシュとは?
その歴史は2010年代前半の韓国から始まったといわれています。女性芸能人やアニメキャラクターの女性ファンが使い始め、やがて女性アイドルまで浸透するに至りました。それまでのK-POPといえば少女時代やKARAなど可愛らしいダンスや楽曲が特徴でした。
しかしその後、セクシー路線や力強くかっこよさを目指すパフォーマンス等それまでのコンセプトから一新されたグループが増加してきました。ガールクラッシュとは、このような自分らしさや自由を表現した同性にも衝撃を与えるほど魅力的な女性のことを指します。
ガールクラッシュの代表的なアーティスト たち
K-POP界のガールクラッシュを代表するアーティスト たちを紹介していきます。
2NE1(トゥエニィワン)
2NE1(トゥエニィワン)は、ガールクラッシュを代表するK-POPアーティストの元祖と言われています。2009年に4人組ガールズグループとしてデビュー後、既存の女性グループとは異なるイメージというコンセプトのもと、大胆なファッションとメイクで多くのファンを獲得してきました。その音楽性はヒップホップからレゲエ、ダンスミュージックまで幅広いのが特徴です。
2016年に解散を発表し、7年の活動に幕を下ろすも、2022年、音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」で電撃復活。しかし現時点でそれ以降の活動は報告されておらず、一日限りの再結成となっています。
MAMAMOO(ママム)
4人組ガールズグループとして2014年にデビューしたMAMAMOO(ママム)は、デビュー当時からメンバー全員の高い歌唱力と堂々としたパフォーマンスで注目を集めていました。「新人らしくない新人」とも評価されるなどその実力は折り紙つきです。
その特長を活かし、メインダンサーやメインボーカルなどの区別は付けず、全員が歌って踊れる稀有なグループです。そのパフォーマンスからはガールクラッシュ的要素を内包しつつ、女性らしさも残した雰囲気も感じられます。
BLACKPINK(ブラックピンク)
BLACKPINK(ブラックピンク)は2016年に結成された4人組ガールズグループ。公式YouTubeの動画累計再生回数は300億回を超え、2020年には米ブルームバーグ誌に「世界で最も影響力のあるポップスター」にも選ばれるなど、世界的な活躍を見せています。
グループ名はPINKの女性らしさとBLACKの非女性的強さを合わせ、可愛さとかっこよさの共存を表しています。そのパフォーマンスは圧倒的で、ファッション、ダンス、楽曲などからはクールさや力強さを感じることができます。
ITZY(イッチ)
2019年に5人組ガールズグループとしてデビューしたITZY(イッチ)もガールクラッシュの代表的な存在です。同じ事務所の世界的グループTWICEの妹分として結成されました。デビュー曲「DALLA DALLA」の歌詞から、それまでのガールズグループとは一線を画すような挑発的で自信満々な言葉が見受けられます。それはそのまま彼女たちのコンセプトであり、その媚びない姿勢で、瞬く間にガールクラッシュを代表するグループとしての人気を集めてきました。
最後に
”ガールクラッシュとは”をテーマにさまざまなグループやその歴史などをお伝えしてきました。そんな新時代のアイドル像を作り出したK-POPは今や韓国やアジアを飛び越えて世界的に人気グループを多く輩出しています。今後どんなグループが活躍するのか楽しみですね。
そんなK-POPについて興味がある方はkpop-star.netにさまざまな情報が掲載されていますのでぜひ読んでみてください。ガールクラッシュ以外にも多くのグループの情報が掲載されていてとても興味深いですよ!