この記事では、歴代ジブリ映画の英語タイトルをご紹介します。ジブリ作品は日本を代表する名作が揃ったシリーズですが、今では日本だけでなく世界中から高い評価を得ています。そのため、ジブリ映画のタイトルには英語版が存在しているんです。ジブリが英語になると、どのようなタイトルに変わるのでしょうか?海外で特に人気のある作品にも注目しながら、見てみましょう。
目次
歴代ジブリ映画の英語タイトルは?
まず、歴代ジブリ映画の英語タイトルを見てみましょう。日本語訳から響きが変わらないものもあれば、英語だけ見ると何の映画か推測できないようなものもありますね。ぜひ日本語と英語をそれぞれ見比べてみてください。
日本語タイトル | 英語タイトル | 補足 |
風の谷のナウシカ | Nausicaä of The Valley of The Wind | 「Nausicaä」は古代ギリシャ語で「スケリアの王女」という意味 |
天空の城ラピュタ | Castle in the Sky | |
となりのトトロ | My Neighbor Totoro | |
火垂るの墓 | Grave of the Fireflies | |
魔女の宅急便 | Kiki’s Delivery Service | |
おもひでぽろぽろ | Only Yesterday | もともとは「OMOIDE POROPORO」だった |
紅の豚 | Porco Rosso | |
平成狸合戦ぽんぽこ | Pom Poko | |
耳をすませば | Whisper of the Heart | |
もののけ姫 | Princess Mononoke | |
ホーホケキョとなりの山田くん | My Neighbors the Yamadas | |
千と千尋の神隠し | Spirited Away | |
猫の恩返し | The Cat Returns | |
ハウルの動く城 | Howl’s Moving Castle | |
ゲド戦記 | Tales From Earthsea | 外国作品のリメイクなので原作どおりの英訳 |
崖の上のポニョ | Ponyo on the Cliff by the Sea | |
借りぐらしのアリエッティ | Arrietty | |
コクリコ坂から | From Up on Poppy Hill | |
風立ちぬ | The Wind Rises | |
かぐや姫の物語 | The Tale of The Princess Kaguya | |
思い出のマーニー | When Marnie Was There | |
レッドタートル ある島の物語 | The Red Turtle | |
アーヤと魔女 | Earwig and the Witch | |
君たちはどう生きるか | The Boy and the Heron |
歴代ジブリ映画の英語タイトルに込められた意味は?
歴代ジブリ映画の英語タイトルには、日本語からの直訳ではないものが多々あります。今回は「なぜそのような英訳になったのか?」というタイトルに絞り、英語に込められた意味や翻訳の理由について調べてみたいと思います。
- 『Spirited Away』(千と千尋の神隠し):「誘拐する、神隠しにする、忽然と連れ去る」の意。
- 『Only Yesterday』(おもひでぽろぽろ):「つい昨日」の意。つい昨日のことのような思い出を表す短くキャッチーなタイトル。
- 『Tales from Earthsea』(ゲド戦記):アーシュラ・K・ル=グウィンのファンタジー小説『アースシー』(Earthsea)に由来する。
- 『When Marnie Was There』(思い出のマーニー):ジョーン・G・ロビンソンの小説タイトルに由来する。
- 『The Boy and the Heron』(君たちはどう生きるか):映画に登場する「少年と鷺」を意味する。
海外で人気のジブリ作品は?
ジブリ作品の英語タイトルが分かったところで、海外で人気のジブリ作品を見てみましょう。海外で人気のジブリ作品といえば、真っ先に挙げるべきなのが『千と千尋の神隠し』でしょう。同作品は海外で名誉ある賞を受賞しています。
- 2002年:第52回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品、金熊賞を受賞
- 2003年:第75回アカデミー賞長編アニメーション部門へのノミネート
まとめ
ジブリ作品の英語タイトルをまとめてみました。ジブリ作品は、多くが日本語からの直訳になっている英語タイトルが見受けられますが、一部意訳をしている英語タイトルもありましたね。意訳されていると、日本語のタイトルで伝えたい思いとは違った切り口から作者のねらいがアピールされているようで、さらに興味深いですね!また、外国の作品をリメイクしたジブリ映画もあるため、原作に忠実な英語タイトルになっているものもありました。世界じゅうから愛されるジブリ映画は、日本の宝といっても過言ではないでしょう!