カジノでは、英語の専門用語がたくさん出てきますよね。この記事では、カジノで特に重要な「RTP」という用語を中心に、覚えておくと便利な英単語をわかりやすく解説していきます。
RTPって何?
RTPは「Return to Player(リターン・トゥ・プレイヤー)」の略で、日本語では「還元率」と呼ばれます。簡単に言えば、長期的に見て賭け金の何%がプレイヤーに戻ってくるかを示す数値です。例えば、RTPが96%のスロットなら、理論上は100ドル賭けると96ドルが戻ってくる計算になります。
ただし、ここで重要なのは「長期的に見て」という部分。RTPはあくまで何万回、何十万回とプレイした場合の平均値なので、短時間のプレイでは大きく上下することがあります。今日100ドル賭けて150ドル勝つこともあれば、負けることもあるわけです。
ちなみに、カジノ側の取り分は「House Edge(ハウスエッジ)」と呼ばれ、計算式は「100% – RTP」となります。RTPが96%なら、ハウスエッジは4%ということになりますね。
RTPを実際に計算してみよう
実際のRTPの計算方法はとってもシンプル!以下の公式を覚えておきましょう。
『実測RTP = 勝った金額 ÷ 賭け金総額』
例えば、1ヶ月間で賭け金総額が100万円、勝った金額が120万だった場合は、120 ÷ 100 = 1.20。この場合、実測RTPは120%となります。
実際にRTPを確認してみよう
実は、ゲームの種類によってRTPには大きな違いがあるんです。
テーブルゲームはブラックジャック(99%前後)、バカラ(98.9%)、ヨーロピアンルーレット(97.3%)と、どれも高還元率です。
スロットは、オンラインカジノかランドカジノかで全然違います。ランドカジノ(ラスベガス)のスロットはRTP約92%ですが、オンラインスロットなら96%前後が一般的。なぜ? 店舗維持費がない分、プレイヤーに還元できるからです。
また、オンラインスロットのなかにはRTP98%超えのスロットも存在し、テーブルゲームに迫る還元率でジャックポットの興奮も楽しめます。どのスロットが高RTPなのか知りたい方は、高RTPのスロットをチェックしてみてください。
スロットで覚えておきたい用語
RTP以外にもスロットをプレイする際に頻繁に出会う英単語をまとめました。これらを知っているだけで、ゲーム選びがグッと楽になりますよ!
- Volatility(ボラティリティ):配当の出方の激しさを表す指標。High Volatilityなら「当たりにくいけど、当たれば大きい」、Low Volatilityなら「小さな当たりが頻繁に出る」というイメージです。
- Hit Frequency(ヒット頻度、ヒット率):何回スピンしたら1回当たりが出るかの割合。30%なら、10回に3回の割合で何かしらの配当が出るということ。
- Jackpot(ジャックポット):これは聞き馴染みがある人も多いのではないでしょうか? 大当たりのことです。なかでもProgressive Jackpot(プログレッシブ・ジャックポット)は賞金がどんどん積み上がっていくタイプのジャックポットです。
- Provider(プロバイダー):ゲームを開発・提供している会社のこと。
カジノ全般で覚えておきたい英語
ついでに、カジノで使われる基本的な英語も押さえておきましょう。
Bet(ベット)、Wager(ウェイジャー)、Stake(ステーク)はすべて「賭け金」を意味する言葉ですが、微妙にニュアンスが異なります。Betが最も一般的で、Wagerはやや堅い表現、Stakeは賭ける金額そのものを指すことが多いです。
Bankroll(バンクロール)は「ギャンブル用の資金」のこと。カジノに行ったときは軍資金を「バンクロール」と呼んでみましょう。
Table limit(テーブル・リミット)はそのテーブルでの最小・最大ベット額の制限、Paytable(ペイテーブル)は配当表を意味します。
実際のカジノでは、Cage(ケイジ)やCashier(キャッシャー)は「現金やチップの両替窓口」、Comps(コンプ)は「無料特典」といった用語も覚えておくといいでしょう。
まとめ
RTPをはじめとするカジノ用語、意外と覚えやすかったのではないでしょうか?
これらの英単語や概念は、カジノ業界だけでなく、統計やビジネスの場面でも使われることもあります。例えば、Volatility(変動性)は、投資の世界でも使われていますし、RTPのような割合の考え方は日常生活でも役立ちます。英語を楽しく学びながら、カジノ用語の知識も深めてみてはいかがでしょうか。