このブログではロンドンの人気ラーメン店を紹介していますが、一風堂、一点張に続いてレポートするのは老舗のSHORYU Ramen(昇竜ラーメン)です。
イギリス在住の日本人なら誰もが知っているロンドンの日本食材店”Japan Centre”によって運営されているラーメン屋さんです。
ロンドン内に5店舗も
このSHORYUに限りませんが、ロンドンのラーメン屋は日本のラーメン屋とは扱われ方がちょっと違います。
ここは店内も結構おしゃれで、カクテルやワインもあります。客単価も3000円くらいはしそうです。
電話やネットで予約できたりもするので、B級グルメという感じではありません。
SHORYUは、ロンドン内にRegent St、Soho,Carnaby、Liverpool street、SHORYU Goの5店舗がありますが、どこもロンドンの中でもそれなりに人が集まるスポットです。
ちなみに、SHORYU Goでは、ラーメンの持ち帰りや宅配もやっています。スープは覚めるし、麺は伸びるだろうと思いますが、イギリスの人はあまり気にしないのかもしれません。
ロンドンでラーメンが人気になったのもここ5年くらいの話なので、イギリス人のラーメン民度もまだまだなのかもしれません。
とんこつラーメンは元祖と博多
入店すると大きな銅鑼をゴーンとならして出迎えてくれます。
中国と日本のテイストがミックスされているのがちょっと微妙ですが、イギリス人にとってはオリエンタルな雰囲気さえあればいいんでしょう。
さて、このSHORYUには色んなラーメンがありますが、看板メニューとなるのは2種類のとんこつラーメンです。
あっさり目のShoryu Ganso Tonkotsuとこってり目のShoryu Hakata Tonkotsu。
今回はこってり目の博多とんこつをいただきました。ちなみにお値段は£12(約1900円)です。まあイギリスですから。
注文して約5分、来たのがこちら。
熱々のスープを一口飲んで確信しました。
完全に日本で食べるクオリティーのラーメンです。
きくらげや紅しょうが、ごまも最初からトッピングされていますが、日本で博多ラーメンとしてイメージされるものよりも、醤油とんこつに近い味です。
デフォルトでチャーシューや煮玉子がついているのもいいですね(まあ、値段を考えると当たり前かもしれませんが)。
麺はもちろん細麺で、硬さは指定しませんでしたが、茹で過ぎということもなく日本で普通に出てくる硬さです。
替え玉もできるので、もちろんGo!
とてもよくまとまったとんこつラーメンでした。
店イチ押しのバンズはいまいちかも
この店はサイドメニューもいろいろ充実しています。
ラーメン屋の定番の餃子や鶏のカラアゲはもちろん、お刺身や枝豆なんかもあります。
中でも店イチ押しは豚肉をはさんだバンズのようだったので、こちらもいただきました。
コンビニの肉まんのようなバンズの中に甘辛い味付けの豚肉と野菜が挟まっています。
豚はちょっと硬くて、味付けも……。
バンズも全然温かくなかったので、蒸籠は多分ただの雰囲気作りだと思います。
正直な所、これはちょっと残念でした。これでも£4.5(約700円)しますからね。
ロンドンのラーメン屋
一度は小さな子供も連れて行きましたが、子供用のフォークやお椀も用意してくれていました。チャイルドフレンドリーなのもポイントが高いです。
ロンドンにいろいろな新しいラーメン屋がオープンしている中でも、頑張っているラーメン屋です。
機会があればぜひ。