当サイトは、海外在住者に向けて情報を発信しています。

「a piece of cake」の意味は食べ物じゃない!由来と使い方のコツを解説

海外在住者に向けて情報を発信しています。
「a piece of cake」の意味は食べ物じゃない!由来と使い方のコツを解説

「a piece of cake」という英語を聞いたことがありますか?そのまま訳すと「ケーキひと切れ」ですが、cakeといえば、いちごやチョコのデコレーションを想像する人も多いのではないでしょうか。一方で、イディオムとしての「a piece of cake」は食べ物の話をしているわけではありません。実は「簡単なこと」という意味で使う、日常会話で重宝する表現なのです。この記事では意味、由来、使い方のコツをまとめます。

目次

「a piece of cake」の意味

「a piece of cake」は「朝飯前」「朝飯前にできるほど簡単」というニュアンスで使われ、日本語の「朝飯前」と同じく、食べ物を使って「容易さ」を表す点が特徴です。漫画『宇宙兄弟』でも主人公が「It is a piece of cake」を使うシーンがあり、サラッと使えるとかっこいいですよね。

イディオムとして英語圏で広く定着したのは比較的新しく、現在では英会話のほかSNSのコメントでもよく目にする表現です。由来については、最古の用例は1936年に発表されたアメリカの詩人オグデン・ナッシュの詩に遡るとされています。第2次世界大戦中には、イギリス空軍が「簡単な任務」という意味で使った記録も残っています。19世紀のケーキを懸けた踊りの競争「cakewalk」に由来するという説も有力ですが、確定的ではないとされています。

「ケーキひと切れなんてペロッと食べられる」と覚えるのは間違いではありません。実際の由来がどうであれ、イメージとしてつかみやすい覚え方と言えるでしょう。

「a piece of cake」の使い方のコツ

使うときは形を正確に「a piece of cake」と言うことが大切です。文の中では「It is a piece of cake」のように使い、過去の出来事には「It was a piece of cake」、否定には「not a piece of cake」と変化させられます。口語では「like a piece of cake」のようにlikeを添えて比喩を強調することもありますが、ofまで含めた形を1セットで覚えておくと間違いがありません。以下のように使ってみてください。

発音のコツ

a piece of cake

[ə piːs əv keɪk] ア・ピース・オブ・ケイク

・「of」は弱く [ə] と短めに発音する

・アクセントは「PIECE」と「CAKE」に乗せる

・3つの塊で区切る:a PIECE | of | CAKE

  • The exam was a piece of cake.(試験は朝飯前だった)
  • Can you pick up some groceries? Sure, that’s a piece of cake.(買い物?もちろん、朝飯前だよ)
  • Raising 3 kids is not a piece of cake.(3人の子どもを育てるのは容易ではない)
  • Learning hiragana was a piece of cake for her.(ひらがなを覚えるのは彼女にとって朝飯前だった)

よくある間違い3つ

1. 「a」を落とす:It’s piece of cake ✗ → It’s a piece of cake ✓

2. 「of」を落とす:a piece cake ✗ → a piece of cake ✓

3. 字面通りに受け取る:「pieces of cake」は「ケーキの切れ端」を指す。相手が本当に食べ物の話をしているか、文脈で確認しよう。

仕事の場では「should be a piece of cake」など、控えめな形にすると自信満々に聞こえすぎずに済みます。「a piece of cake」はなんだか響きが可愛らしくて、思わず使ってみたくなる表現です。同様に「cake」を使ったネイティブ表現はほかにもありますので、あわせて紹介します。

the icing on the cake(ダブルでうれしい)

「the icing on the cake」は、ケーキの上にデコレーションされたアイシング(砂糖で作る装飾)から派生した表現で、「すでにうれしいのに、さらにうれしい要素が加わる」という意味です。相手の朗報に対してそのまま返せる便利な一言です。

  • I finally got over that terrible flu, and now I’m dating him!(やっとインフルが治って、その上あの人と付き合うことになったの)
  • Wow, that’s the icing on the cake!(わあ、それはダブルでうれしいね)

sell like hotcakes(飛ぶように売れる)

「sell like hotcakes」は「飛ぶように売れる」という意味で、焼きたてのホットケーキのように次々と売れていくさまから来ているとされています。

  • I hope our new menu sells like hotcakes.(新メニューが飛ぶように売れたらいいな)
  • Your favorite artist’s new album is selling like hotcakes!(推しのアーティストの新アルバム、爆売れしてるよ)

チケットや商品の売れ行きについても使えるため、ショッピングの話題でも役立ちます。

最後に、「簡単」というニュアンスを持つ類義のイディオムをいくつかご紹介します。

「簡単」を表す類義イディオム

a walk in the park 公園を散歩するように簡単

easy as pie パイのように簡単

a breeze そよ風のように軽い仕事

no sweat 汗をかかないほど楽勝

child’s play 子どもの遊びのように簡単

まとめ

「a piece of cake」は「朝飯前」という意味のイディオムで、1936年の詩に最古の用例が見られる表現です。形は「a piece of cake」と正確に言うことがコツで、ケーキを使ったほかの表現とあわせて覚えると会話の幅が広がります。イディオム好きな方は、当サイトの鳥を用いた英語イディオム記事や動物が登場する英語イディオム記事もチェックしてみてください。

勉強にすきまに一息つきたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

この記事を書いた人

英語好きのあなたに、ちょっとひと息つける英語フレーズや、海外ニュース・英語にまつわる話題をお届けしています。楽しく学んで、もっと英語が好きになる場所に♪

目次