「a piece of cake」という英語を聞いたことがありますか?そう「ケーキひと切れ」という意味ですね。cakeを複数形にするとケーキの種類が増えていきますが、ケーキを切り分けたうちの1つを表したいときに「a piece of」を使って表現します。しかし、この記事でご紹介する「a piece of cake」は、食べ物の意味とはまったく違うもの。実は、日常生活で使える便利な表現なんです。すぐに覚えられますので、ぜひ今日から使ってみてくださいね。
「a piece of cake」の意味は?
「a piece of cake」の意味は、日本語にすると「朝飯前」というニュアンスになります。「簡単すぎる」という意味ですね。由来は「ケーキひと切れなんてペロリと食べられる」という意味から来ているそうです。日本語でいう「朝飯前」は、朝ご飯を食べる前であってもできるような簡単さを表しています。どちらも食べ物に関連した言葉になっているのは、興味深いですね。
「a piece of cake」を使うときのコツ
「a piece of cake」という言葉を使うときには、正確に「a piece of cake」と言うことが大切です。なぜかというと、cakeが用いられたスラングが豊富にあり、ややこしいからです。「ケーキひと切れをペロリと食べられる」という日本語の意味とセットで覚えることで、確実に「a piece of cake」と言えるようにしておきましょう!以下のように使ってみてくださいね。
- The exam was like a piece of cake. (試験めっちゃ簡単だった)
- Grocery? That’s a piece of cake! What do you want? (買い物?もちろん行けるよ!何を買ってくれば良い?)
- Raising 3 kids is not a piece of cake. (3人の子どもを育てるのは容易ではありません)
他にもある!cakeを使ったおもしろ英語表現
「a piece of cake」はなんだか響きが可愛らしくて、思わず使ってみたくなる英語表現ですよね。同様に「cake」を使ったネイティブ英語が豊富にありますので、ご紹介していきます。cakeが使われていますが、意外にも食べ物関連の意味ではなく、より汎用性の高いイディオムになっています。日常生活で使える便利な表現なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
the icing on the cake(ダブルでうれしい)
「the icing on the cake」は、直訳するとケーキにデコレーションされているアイシングのことです。砂糖と卵白を混ぜたペーストで、アイシングクッキーにも登場しますね。このthe icing on the cakeは、cakeだけでなくicingもかかっていてさらに嬉しいという意味から派生し「ダブルでうれしい」という思いを表現できます。
- I finally got over from the terrible flu, and I started to date with him after that! (やっとのことでインフルが治って、しかもそのあと例の彼と付き合うことになったの)
- What? That’s really the icing on the cake! (えっ!それはダブルでうれしいね)
sell like hotcakes(飛ぶように売れる)
「sell like hotcakes」は、日本語でいうと「飛ぶように売れる」という意味です。昔、アメリカでは焼きたてのホットケーキの売れ行きが良かったことから「sell like hotcakes」という表現が生まれたそうですよ。以下のように使ってみてくださいね。
- I hope our new menu will sell like hotcakes. (新しいメニュー、飛ぶように売れたら良いな)
- Your favorite artist’s album is just selling like hotcakes! (あなたの推しのアルバム、飛ぶように売れてるらしいじゃない!)
まとめ
「a piece of cake」という英語の意味や使い方、また他にもあるcakeを使った可愛いこなれ表現をご紹介しました。英語のスラングやイディオムは豊富にありますが、このように日常的に使うことができて、また可愛らしい響きだとさらに嬉しいですよね!cakeを使った表現は、家族や友人など、比較的多くの人を相手に使うことができるものです。ぜひ気軽に言ってみてくださいね。