もう何十年も言われ続けているのが、「これからは英語力が大事!」という忠告。私たちも、親や親族から口酸っぱく言われましたよね。昨今もまだ、子どもたちに言い続けていることですが、いまいち明確にイメージできていない人が多いのではないでしょうか。どうしてこれからの日本に英語力が必要なのか、まとめてみたいと思います!
グローバル化とは?日本もグローバル化が進んでいる!
グローバル化とは、資本や労働力の国境を越えて、海外との取引や、投資が増大。その結果、世界各国との経済的な結びつきが深まることを意味します。日本は国内市場も大きい国の1つなので、ほとんどの商品やサービスを日本で製造することができ、また日本語に対応した商品やサービスにも恵まれていますね。ヨーロッパでは、EU加盟国の間で共通通貨「ユーロ」を導入することで、経済的な国境を撤廃しました。自由貿易も盛んになり、パスポートがなくても国をまたげるようにもなりましたよね。
どうしてこれから英語力が必要になるの?
日本の人口が減り、外国人労働者が増えるから
日本は今、少子高齢化が深刻化しています。子どもを産んでも育てるのに莫大なお金がかかること、そして子育てと仕事を両立しにくい社会であることなどから、20代の人たちは「家庭を持つ」「子どもを持つ」ということにあまり積極的ではないのだそうです。このまま日本の出生率が下がり続け、この国を担っていく人の数が減れば、外国人労働者に頼ることになりますね。また、景気も悪くなり、会社が多くの従業員を雇えなくなれば、日本人は次々に海外へ出向いていくでしょう。日本人が出稼ぎに行く時代は、そこまで来ているのです。外国人労働者が増えれば、必然的に英語を使う人が多くなります。私たちは、日常生活の中で英語を使わなければならなくなるのです。
接客でも外国人を相手にするようになるから
日本に多くの外国人労働者が流れ込んでくれば、その人たちは当然日本で生活していくことになりますね。ということは、コンビニや飲食店、様々なサービス業においても、外国人客を出迎える機会が増えるということです。接客やサービスをする上でも、英語で対応することが求められるようになりますね。今はまだ、サービスや説明書きも日本語のみというお店が多いですが、それでは商売が成り立たなくなっていくのです。日本は、今から英語メニューや様々な英語表記を用意しておき、外国人客が増えていく未来に備えておかなければなりません。
日本語を話す人口が減っていくから
以上のことから、日本からはどんどん「日本語を話す人」が減っていくと考えられています。日本はもともと、日本語だけが話されているモノリンガルの国。逆に言えば、日本語を話すのは日本人だけ、日本だけなのです。そんな日本から、日本語を話す人が減っていけばいくほど、それに代わる言語が使われるようになりますね。そう、それこそが、世界共通語の英語というわけです。今や中国語やインド語、スペイン語なども話者が増えてきており、勉強しておいて損はない言語と言われていますが、やはりまだまだ英語の需要に勝るものはないでしょう。英語さえ話せれば、日本がピンチの際も海外に仕事を求めに行くこともできますし、日本に残ったとしても、英語力で雇ってもらえるチャンスがいくらでもあります。
まとめ
今、日本で英語力が求められているのは、漠然と「英語が話せたらカッコいい!」「世界中に友達ができる!」という悠長なものではありません。少子高齢化が進み、どんどん子どもの数が少なくなっている現状を鑑みると、これからを生き抜く子どもたちが英語を使えるようになることは、必須ともいえるのです。小学校英語も始まった今、より英語学習に力を入れて、グローバル化する社会に備えていきましょう!