この記事では、自動詞と他動詞の見分け方を分かりやすく解説します。英語学習をする上で、自動詞と他動詞の見分け方を知ることは重要です。自動詞と他動詞は文章の中で違ったはたらきをするため、正確に使い分ける必要があるからです。しかし、自動詞と他動詞は見た目で判断することができず、文章を組み立てる際「どっちだったかな?」と分からなくなることが多いですよね。
自動詞と他動詞の見分け方のポイントやコツを、丁寧に解説していきます!
自動詞と他動詞とは?
それではまず、自動詞と他動詞の違いから見てみましょう。自動詞と他動詞は同じ動詞の仲間ですが、文章を作る際に違う使い方をします。
簡単に言うと自動詞は「それ単体で意味を持つ動詞」で、他動詞は「目的語が必要な動詞」という違いがあります。自動詞と他動詞の違いや、具体的にどの単語が該当するのかなど、詳しく見てみましょう。違いを解説したあとに、自動詞と他動詞の見分け方について解説します。
自動詞は前置詞が必要な動詞
まず自動詞とは、それ単体で意味を持つ動詞のことです。例を挙げると、以下のようなものがあります。
- Stand(立つ)
- Go(行く)
- Come(来る)
- Run(走る)
- Drink(飲む)
上記の自動詞を見ると「立つ・行く・来る・走る」は、その動詞だけで意味が通じますね。「私は立つ」「私は行く」というように、何について話しているかを言わなくても、会話が成立することが分かります。
他動詞は目的語が必要な動詞
一方の他動詞は、それ単体では意味をなさない動詞を指します。「何について話しているか」という目的語が必要で、目的語がないと意味が通じにくいのが特徴です。以下の動詞が他動詞に該当します。
- Send(送る)
- Like(好きである)
- Stop(やめる)
- Reach(届く)
- Watch(観る)
上記の他動詞は、どれもそれ単体では意味が不足してしまいますね。「私は送る」「私は好きである」といっても「何」についてなのか分かりません。他動詞は、すぐ後ろに「何」について話しているのかを示す目的語が必要なのです。
自動詞と他動詞の見分け方や違いはある?
自動詞と他動詞の見分け方は、以下の方法がもっとも分かりやすいでしょう。
- 【自動詞】前置詞とセットで覚える
- 【他動詞】目的語をあらわす「O」とセットで覚える
自動詞は、その単語ごとに用いる前置詞とセットで覚えることで「この動詞は前置詞が必要だから自動詞なんだ」と分かりやすいでしょう。「Stand」だったら「at」とセットで、「Go」だったら「to」とセットで覚えられますね。
他動詞は「目的語」を意味する「O」というアルファベットをつけて覚えましょう。「Send O(Oを送る)」「Like O(Oが好き)」という感じですね。
まとめ
自動詞と他動詞の見分け方について解説しました。自動詞と他動詞はどちらも英語の動詞で、見た目や発音などに違いがありません。たとえば「名詞と動詞」であれば、語尾の違いで区別することができますが、自動詞と他動詞にはそのように明確な違いがないため、見た目で判断するのは限りなく難しいのです。
そのため、自動詞と他動詞の大きな違いである「前置詞を取るかどうか」に焦点を当てると良いでしょう。自動詞は前置詞とセットで、他動詞は前置詞がないので「O」をセットで覚えることで、思い出しやすくなりますよ。ぜひ試してみてくださいね。