この記事では「boo」意味をスラングでなんというのか、解説します。booは友達や親しい関係の人に使えるスラングなのですが、ほかにもユニークなスラングを多数ご紹介していきますので、英語学習に役立ててみてください。スラングは、普通に文法や単語を勉強するよりも楽しさがあったり、身近な人に使ってみたりすることができるので、勉強に取り入れると効率的に知識を蓄積することができますよ。
「boo」の意味はスラングで全然違う!
まず、booという単語の意味をスラングという観点から見てみましょう。英語は、スラングにすると元の単語からかけ離れた意味になったり、こちらの意図に反した伝わり方をしてしまったりすることがあります。booにも悪意のある意味が含まれる場合がありますので、スラングで使う際には気をつけましょう。それでは、booの意味をスラングで見てみたときに、どのようなニュアンスになるのか見てみましょう。
参考:oggi
ばかばかしいミス
booは、スラングで「ばかばかしいミス」という意味があります。似た単語としては「stupid(愚かな)」や「embarrassing(恥ずかしい)」がありますので、人に知られたくないほどばかばかしいミスということになりますね。捉え方によってはcareless mistake(ケアレスミス)とも取れますが、ケアレスミスよりも悪意のある言い方に聞こえることがありますので、使う際には「自分のミスを冗談として言う」くらいに留めておきましょう。たとえば、以下のような形です。
- I made a boo-boo again. Silly me! (また変なミスしちゃった、私ったら!)
- Did you make a boo-boo? Never mind! (恥ずかしいミスしちゃった?気にしないほうが良いよ)
ひっかき傷
上記と同じ表記をする「boo-boo」は、小さなひっかき傷を表します。意味がまったく違うので、文脈で意味を判断する必要があるでしょう。イメージとしては、ばんそうこうを貼る程度で済む小さな傷をいい、特に子ども相手にboo-booを処置する際に使うことができる単語です。大人同士の会話ではあまりboo-booは使われず、injuryという単語を使います。
ブーイング
日本語でもよく使われる「ブーイング」も、booを使います。「ブーイング」は日本でも慣れ親しまれた表現ですが、実際に日本でブーイングをすると誹謗中傷のような声が飛び交うことがあると思います。英語では「ブーイング(booing)」と呼ぶくらいなので、ブーイング自体も「boo! boo!」という言葉を使って行われます。特に、親指を下に向けるジェスチャーとともにboo!と繰り返し言うことが多くあります。
「boo」の本来の意味は?
「boo」の意味は、単語そのままの意味とスラングの意味と、さまざまなものや感情を表すことができます。読み方は「ボー」ではなく「ブー」となりますので、発音の際は注意してくださいね。このbooは恋人や友人など親しい間柄の人に使うことができ、また子ども相手にも使えるシチュエーションがありますよ。意味を1つひとつ詳しく見てみましょう。
親しい人への愛称
booの意味は、親しい人への愛称です。別の単語に置き換えると「person」ということになり、人に対して呼びかける際に使える単語なんです。日本語にすると「あなた」という表現になります。たとえば、以下のように使ってみましょう。
- Hey boo, let’s watch the movie I talked about this morning. (ねぇあなた、今朝言ってた映画見ましょうよ)
- I’m going to date with my boo next Sunday. (今度の日曜日は彼氏とデートなの)
このように、booもしくはmy booという言い方をすることで、自然と相手に「大切な人を呼んでいる」ことが伝わります。若者言葉でいえば「私の彼ピ」のような表現としても使えます。
参考:kimini英会話
ハロウィンで使える
booは、子ども相手にハロウィンの時期にも使える単語です。直訳すると「バァ!」のような感じで、相手を驚かせる意味になります。ハロウィン以外にも「いないいないばあ!」という英語「Peek-a-boo!(ピーカブー!)」のbooでもありますよ。悪意のある脅かしとは違う、可愛らしい遊び心を含んだ意味として使えるので、子ども相手にも気軽に言ってみてくださいね。
友達に使えるユニークなスラングをまとめ
上記でご紹介したbooという単語は、通常の意味とスラングの意味でまったく違う顔を持つユニークなものでしたね。それではここから、ほかにも活用できるスラングをまとめてご紹介します。ピックアップするのは、booと同じくヒップホップ界隈でよく使われるスラング、そして友達同士で使えるカジュアルでユニークなものです。目上の人に使うのは適さず、また意中の相手に使うと誠実な印象を抱かれない可能性もありますので、使うシチュエーションや相手には注意しましょう。
down
downは、私たちが学生時代に習う意味としては「下」を表すものですよね。go downで「下へ行く」、feel downで「気分が下がる」という意味の「下」も表現することができます。downをスラングにすると、誘いに乗る「いいよ」という意味になります。使い方は、以下の通りです。
- Are you coming to the dinner tonight? (夜ごはん行く?)
- Yeah, I’m down! (行く行く!)
単なる「いいよ」よりも、気分が乗っている様子を表すので、嬉しさや喜びが伝わります。
sick
sickは、一般的な意味だと「具合が悪い、病気の」という使い方をします。I’m sickで「具合が悪い」、Are you sick?で「体調が悪いの?」など、健康を害している状態を表します。しかし、スラングにすると真逆のニュアンスを含む「カッコいい」という意味になるんです。これは、日本語でいう「ヤバい」が良い意味と悪い意味を持つことに似ています。sickというネガティブな単語を使って「カッコいい」「イケてる」というポジティブな表現を作ることができるのですね。以下のように使ってみましょう。
- I went to his concert yesterday, and it was like sick! (彼のコンサートに昨日行ったんだけど、もう超カッコいいって感じだった)
- Did you see him at the match? He was totally sick! (試合で彼を見た?もう超イケてたよね!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?booの意味をスラングにすると、本来の意味とはかけ離れた用法ができると分かりましたね。booと同じように、ユニークな意味として使えるスラングもご紹介しました。若者言葉や、カジュアルな表現に近いものなので、目上の人に使うことは避けたほうが良いでしょう。また、意中の人に対して使う場合には、誠実なイメージを持たれない可能性もありますので、注意してくださいね。