英語を勉強していると、UntilとByの違いやeffectとaffectの違いなど、細かな意味の違いに出くわすことがありますよね。一見似たような単語ですが、実は使い方やニュアンスが違うことがあり、会話の中で使うと意味が伝わりにくくなることがあります。
似ている単語ほど、それぞれの意味をきちんと理解しておく必要があるのです。この記事では、UntilとByの違いを例文とともに解説していきます。意外と知られていないこの2つの違いを学んで、英会話に活かしていきましょう!
UntilとByの違い分かる?
UntilとByはどちらも「いつまでに」という、時間の終わり地点を表す英単語です。しかし、それぞれが表す時間の終わり地点までに「その人がどうしているか」が異なるポイントなんです。細かく見てみましょう。
単語 | 意味 | 状態 |
Until | いつまで | そのときまで行動が継続している状態 |
By | いつまでに | そのときまでに行動が完了している状態 |
「私が終わるまでずっと待っていてね」など、ある時点までずっとその行動を続ける場合にはUntilを使い「〇時までに宿題を終わらせてね」など、ある時点でその行動が終わっているべきと考えられるならByを使うのですね。
ここからはより詳しくUntilとByの違いを、例文を用いて見てみましょう。
Untilの使い方や注意点
Untilは「いつまで」という意味を持ち、ある時点までに行動が継続することを表す際に使います。例文を見てみましょう。
- Until when will you be at the office today?(今日はいつまでオフィスにいらっしゃいますか?)
- I don’t think I can keep eating until I’m full.(お腹がいっぱいになるまで食べ続けるのは無理です)
- I have to stay home until my phone is fully recharged.(スマホの充電が完了するまで家にいなくちゃ)
いかがでしょうか?Until以降で示した状態になるまで、特定の行動が続くことを示していますね。
なお、UntilはTillに置き換えることもできます。TillはUntilの省略形のようなもので、Untilよりもカジュアルなシーンで使えますよ。
Byの使い方や注意点
Byは「いつまでに」という意味を持ち、ある時点までに行動が完了することを表す際に使います。こちらも例文を見てみましょう。
- By when do you have to submit your homework?(いつまでに宿題を提出しなきゃいけないの?)
- Be ready by 8 a.m.(8時までに準備ができているようにね)
- I have to make a trip plan by tomorrow.(旅行の計画を明日までに立てなくちゃ)
いかがでしたでしょうか?Untilはそのときまでずっと行動が続くのに対し、Byは「期限」や「締め切り」といったニュアンスで、そのときまでに行動が完了していることを示していますね。
Byと混同しやすいBefore
ByはBefore(~より前に)と混同されやすいですが、ここにもわずかな違いがあります。実際の時間を例に出してみましょう。たとえば朝9時に待ち合わせをしていたとすると「By 9.a.m.」では9時までに到着すればOK。しかし「Before 9a.m.」になると、8時59分までに到着していなければなりません。Byでは9時の到着がセーフになるのに対し、Beforeは「~より前に」という意味があるので、9時の到着はアウトなんですね。
まとめ
UntilとByの違いについて解説しました。他にも、UntilとTillやByとBeforeなど細かな違いがある英単語がいくつもありましたね。似たような意味で使えますが、厳密には違う意味やニュアンスを持つため、違いを把握しておくことが大切です。
時間に関する表現は、日常会話でもエッセイでもよく出てくる英語だと思います。根本から理解し、正しい英語の使い方を習得しましょう!